新型コロナウイルスの発生とカナダの動き

日に日に感染者が増えていっているカナダですが、時系列にカナダ政府の処置等をまとめてみました。

4月6日 午後1時までの流れ

国内感染者数 前日比 アルバータ州感染者数
16498人 985人 1250人
2020-01-15
カナダ国内で初の感染者を確認
2020-03-05
アルバータ州で初の感染者を確認
2020-03-11
WHOパンデミックと形容されると評価
2020-03-16
カナダ国籍者以外の入国を制限
2020-03-17
アルバータ州は公衆衛生上の緊急事態宣言を発令
2020-03-17
国内感染者500人超え
2020-03-20
カナダとアメリカ合衆国の間での不要不急の渡航中止
2020-03-20
国内感染者1000人超え
2020-03-25
入国者に対し14日間の自己隔離を法的義務とすると発表(3月25日深夜から)
2020-03-28
国内感染者5000人超え
2020-04-01
国内感染9000人超え
2020-04-02
国内感染者1万人超え

4月3日時点
カナダ政府の追加処置
 カナダ到着時に与えられた指示に従わないものは,Quarantine Actへの違反として最大6か月の懲役及び,もしくは$750,000の罰金が課されることがある。さらに,Quarantine Actやその他の規制に違反して他人が死亡したり重篤な身体障害が生じた場合には,最大3年の懲役及び,もしくは$1,000,000の罰金が課される可能性がある。

3月30日時点
カナダ政府の国内にいる人への追加処置
 ●発熱,咳,呼吸困難などの新型コロナウイルス感染を疑わせる症状のある場合,内線でも航空機及び列車の利用が禁止。
 ●仕事で出かけなければいけない以外は自宅にいる。可能ならば,自宅から仕事ができるように雇用者と相談する。
 ●不要不急の外出を控える。
 ●集団で集まらない。
 ●高齢者やリスクの高い人との接触を制限する。
 ●運動をするときは自宅の近くで。
 ●外出する際は,他人と2メートル以上の距離を保つ。
 ●同居している人とは,症状があったり14日以内に旅行した場合でなければ 離れて過ごす必要はない。
 ●新型コロナウイルスと診断されておらず,症状がなく,14日以内に外に旅行していない場合は散歩に出かけても良い。散歩の際は,他人との距離を常に2メートル以上保つ。

3月26日時点
カナダ政府の処置
(1)カナダへの入国者は,症状の有無にかかわらず14日間の自己隔離が義務(いくつかの職種は例外)。これはQuarantine Actに基づく法令義務であり,違反者には罰則が適用される。
(2)カナダ帰国者は,症状がある場合,公共交通機関の使用は禁止。隔離する場所がない場合,Chief Public Health Officerの指定する施設で隔離を行う 。
(3)カナダ国籍者以外の不要不急の入国を6月30日まで制限。ただし,永住権保持者,外交官,カナダ国民やカナダ永住権保持者の近親者,フライトクルー,第三国への乗り継ぎ,アメリカに14日間以上滞在していて,無症状のもの 等は例外。
(4)国際線は,トロント,モントリオール,バンクーバー,カルガリー空港に限定。
(5)症状のある者は,カナダ入国禁止。ただし,症状のあるカナダ国民及び永住権保持者は,飛行機には搭乗できないが, 陸路,列車,海路での入国は可能。
(6)症状を呈している者は,係員が 検疫官に連絡して必要な処置を講ずる。
(7)カナダ国外への不要不急の旅行を推奨しない。

3月25日時点
 ハイドゥ連邦保健大臣は, 海外からカナダへの入国者に対し,14日間の自己隔離を法的義務とすると発表しました。3月25日深夜から適用されます。

カルガリー空港はガラガラ…

カナダ政府の対応等
(1)カナダへの入国者は,14日間の自己隔離が義務(いくつかの職種は例外)。これはQuarantine Actに基づく法令義務であり,3月25日深夜から適用される。違反者は,罰金及び,または最高6か月の収監。
(2)カナダ帰国者は,空港からの公共交通機関の使用を禁止。
(3)空港では到着者の連絡先の記載を求め,自己隔離がきちんと行われているかランダムに調査が行われる予定。
(4)カナダ国外への不要不急の旅行を推奨しない。
(5)カナダ国籍者以外の不要不急の入国を6月30日まで制限する。ただし,永住権保持者,外交官,カナダ国民やカナダ永住権保持者の近親者,フライトクルー,第三国への乗り継ぎ,アメリカに14日間以上滞在していて無症状のもの等は例外。
(6)アメリカからの入国を,3月21日から30日間制限する。ただし,仕事,就学,医療上の必要などの場合は除く。
(7)国際線は,トロント,モントリオール,バンクーバー,カルガリー空港に限定。
(8)症状のある者は,カナダ入国禁止。ただし,症状のあるカナダ国民及び永住権保持者は,飛行機には搭乗できないが, 陸路,列車,海路での入国は可能。
(9)症状を呈している者は,係員が 検疫官に連絡して必要な処置を講ずる。

3月23日時点
 カナダ首相トルドー氏は記者会見において,出来る限り家から出ない,他人との距離を保つことを遵守するよう再三呼びかけました。
 22日にハイドゥ保健大臣は, 海外からカナダへの帰国者で,14日間の自己隔離という政府からの要請に従わない者に対しては,罰金や刑罰の適用もあり得ると言及しました。

カナダ政府の対応等
(1)カナダ国外への不要不急の旅行を推奨しない。
(2)カナダに入国する人すべては,14日間の自己隔離の対象。
(3)カナダ国籍者以外の不要不急の入国を6月30日まで制限する。ただし,永住権保持者,外交官,カナダ国民やカナダ永住権保持者の近親者,フライトクルー,第三国への乗り継ぎ等は例外。
(4)国際線は,トロント,モントリオール,バンクーバー,カルガリー空港に限定。
(5)症状のある者は,カナダ行きの航空機の搭乗禁止。ただし,カナダ国民及び永住権保持者は,陸路,列車,海路での入国は可能。
(6)カナダ到着時に症状を呈している者は,入国管理官や空港,航空会社職員が検疫官に連絡。

スーパーのレジでは店員との間に透明の仕切りが
郵便局「室内は3人まで。それ以外は外で待機」
スーパーにはトイレットペーパー「1人1つまで」

3月20日時点
カナダ政府は,カナダとアメリカ合衆国の間での不要不急の渡航中止が20日深夜に発効すると発表しました。

ほとんどのお店がクローズ。街から観光客の姿が消えました。

3月18日時点
カナダ政府は不要不急のアメリカ合衆国への渡航制限を発表しました。
●アルバータ州,マニトバ州,サスカチュワン州にて新型コロナウイルス感染例が増加しました。
●この時点でアルバータ州,サスカチュワン州,北西準州,ヌナブト準州政府が公衆衛生上の緊急事態宣言を発表しました。カルガリー,レッドディア,バンフ,レスブリッジの各自治体も緊急事態宣言を発令しました。

3月17日時点
アルバータ州政府は,公衆衛生上の緊急事態宣言を発令しました。

3月16日時点
カナダ政府の追加的措置
(1)カナダ国外への不要不急の旅行を推奨しない。
カナダ政府ウエブサイトでは、いずれの旅行先についても、”Avoid all non-essential travel”となっていました。
(2)全ての帰国者は、14日間の自己隔離が必要 。
(3)カナダ国籍者以外の入国を制限(永住権保持者,外交官、カナダ国民の近親者、フライトクルー、米国民を除く)。
(4)3月18日より、国際線の着陸は、トロント、モントリオール、バンクーバー、カルガリー空港に限定(国内線や、アメリカ、メキシコ、カリブ海諸国からのフライトは制限なし)。
(5)症状のある者は、国籍を問わず入国禁止。
(6)乗客500人以上のクルーズ船は、7月までカナダには寄港不可。
(7)空港,港,国境等でのスクリーニングを強化。

バンフのスーパーからはトイレットペーパーがなくなるようになりました。

3月13日時点
カナダ政府の追加的措置
(1)現在,カナダ国外への不要不急の旅行は推奨しません。
(2)全ての帰国者に対し,14日間の自己隔離の検討を勧めません (asking~ to consider)
(3)国際線の着陸は,少数の空港に限定。
(4)乗客500人以上のクルーズ船は,7月までカナダには寄港不可。
(5)空港,港,国境等でのスクリーニングを強化。
また、カナダ政府のChief Public Health Officerは,可能な場合は,公共の場での他人との距離を約2メートル以上保つこと,混雑している場所・不要不急の集会を避けること,挨拶の際,握手などの体の接触をしないようにすること等を推奨。

3月10日時点
カナダ政府の対応等
(1)カナダ政府は日本からの渡航者に対するカナダ入国制限措置は課していません。
(2)カナダ政府ウエブサイト上では,日本における健康関連の注意レベルは「レベル2(特別の警戒を行うこと)」となっていました。「レベル2」は,感染症の流行や,新しい疾患が発生した時などに発令。
(3)カナダ政府は,海外からカナダへ戻った旅行者に対し,カナダに入国してから14日間に熱,咳や呼吸困難の症状が出ないかをモニターし,もし,そのような症状があれば他人との接触を避け,各州の健康保健機関に電話で連絡するようアドバイス。
なお、新型コロナウイルス感染の可能性が考えられる場合は、医療機関への受診の前にまず電話でアドバイスを受けることが強く推奨。
(4) カナダへの入国時に熱、咳、呼吸困難などの症状がある場合、また症状のない場合でも,旅行先で新型コロナウイルス患者と接触した場合は 入国管理官に申し出る必要。
(5)症状のない場合でも,14日間以内に中国湖北省もしくはイランを訪問した者は カナダ到着後24時間以内に各州の保健機関に連絡すること、自主的に他者との接触を断つことを勧告。
(6)全てのクルーズ船旅行への参加を控えるよう呼びかけていました。

3月5日時点 
 アルバータ州政府は、新型コロナウイルスに感染したと推定される患者が確認されたと発表しました。

3月2日時点
カナダ政府の対応等
(1)カナダ政府は日本からの渡航者に対するカナダ入国制限措置は課していません。
(2)カナダ政府は,海外からカナダへ戻った旅行者に対し,カナダに入国してから14日間に熱,咳や呼吸困難の症状が出ないかをモニターし,もし,そのような症状があれば他人との接触を避け,各州の健康保健機関に電話で連絡するようアドバイス。
(3)症状のない場合でも,旅行先でコロナウイルス患者と接触した場合は,カナダ入国時に入国管理官に申し出る必要がある。
(4)症状のない場合でも,2週間以内に中国湖北省を訪問した者は自主的に他者との接触を断つように勧告。
(5)3月2日現在,カナダ政府ウエブサイト上では,日本における健康関連の注意レベルは「レベル2(特別の警戒を行うこと)」。「レベル2」は,感染症の流行や,新しい疾患が発生した時などに発行。ニュースや政府からの最新の情報に常に注意することを推奨。

1月15日 カナダ国内で初の感染者が確認されました。

参考リンク
The globe and mail: https://www.theglobeandmail.com/canada/article-coronavirus-cases-canada-world-map-explainer/#global-data
Government of Canada: https://www.canada.ca/en/public-health/services/diseases/2019-novel-coronavirus-infection.html
在カルガリー日本国領事館:https://www.calgary.ca.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html